■バットマン・ビギンズ
はぁう… クリスチャン・ベールよ、クリスチャン・ベール様なのよぉ〜(*´∀`)人

全体の構成、テイスト、ストーリー運びは、これまでのバットマンの後にパッと出てきたものだったら、凄い衝撃だったでしょうが、これの前に「スパイダーマン」があっちゃいましたからねー。
ぶっちゃけ、基本線は一緒なんですよ。
肉親との死別、ままならぬ社会&人間関係、正義と私的復讐の混在による苦悩、個人でコツコツと作っていく「正義の味方グッズ」、大都会を豪快に飛翔する主人公、やがて理解者となる幼馴染の女性、実は身近に居た黒幕、などなどね。

という訳で、正直取り立ててこの映画を大絶賛するのはちょっと難しい。
だから、この映画に対する好ましい評価の大部分は、クリスチャン・ベール様♪を大画面でまたたっぷり見ることが出来た、というところに捧げます☆(ぉ

といっても別に出来が悪い訳じゃあもちろんございませんよ。
導入部分&謎のニンジャ集団(w)はちょっと突拍子もない感もあるけど、子供時代に目の前で両親を殺されてしまうシーンは壮絶だし(子供の演技も凄い!)、放浪と訓練の後に自宅に戻ってからのクダリも、シビアな所はシビアでかなり好き。
特に、パーティに集まった「タカリ屋」達に、笑顔で毒舌を浴びせてドン引きさせるシーンw 
やっぱいいなぁ〜、クリスチャン様のウラのある笑顔って(*´д`*)

しかしそうは言ってもやっぱりマーブルコミック。
なんでそんな真剣なお顔しながら思いっきり趣味的なコスチュームや武器作ってるのを執事は止めないのさ!wとか、どんな会社が一体丸ごと窓際(地下だけど)みたいな左遷部署であんな超近代馬鹿兵器や車を作らせるってのさ、とかいう「漫画的な部分」での不条理さはぬぐえませぬ(^_^;)
何より馬鹿いのは今回の敵の兵器だよなー。
「電磁力放射装置」で水を瞬時に蒸発させる…ってそれ要するに開放型電子レンジでしょ?(。_。;) 水どころか人間だってえらいアリサマになるのでは…
…どーしてこう、アメリカ人ってのは科学をナメてるのかしら(´д`;)
そりゃ日本のだって、子供向け特撮レベルなら色々突っ込むのも無粋なくらいアレゲだけどさ、世界公開レベルの映画で真顔でやっちゃうってのはなー、ある意味さすがだよなーw

ああ、そして、こちらも愛しきゲイリー・オールドマンも主要キャラで出演っ!(゚∀゚)
…だけど、うわぁ、さすがに年取って毒気抜けちゃってるなあ…orz
もう、あの「レオン」の時のような、気が狂ってて危なくってセクシィでたまらないゲイリーには会えないのね…(T_T)
今後素敵な味わいのある役をやるとしたら、「レジェンド・オブ・メキシコ」のミッキー・ロークみたいになってくんかなぁ。
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