■リベリオン
この映画は、私(らボンクラ人間)の中での「黒コート大型拳銃アクション系」映画(なんだそのカテゴリーは)のランキングにおいて、見事に1位に輝いたと言っても過言ではないでしょう。

とにかくカッコいい! 素晴らしい!
ワイヤーを使ってないのに最高にシャープでド迫力なガン=カタアクションシーンの爽快さ、無口で無表情でクールビューティーな黒衣の主人公の魅力度は勿論のこと、そんなボンクラアクション映画なのにストーリー立てがきっちりしっかりしているし映像も美術的に繊細で美しいところがまた最高。
廃墟の協会でイェーツの詩集を読む同僚(を射殺するシーン)、隠し部屋で第九を聞いて衝撃を受けるシーン、天気雨に濡れた夕焼けの美しさを無性に見たくなって窓の覆いを掻き毟るシーン等々、静かで素晴らしい表現は多々あるし、何より、かつて自らの手で殺してしまった妻とダブる女性を助けられないところがまた凄い。 普通だったら絶対助かって、キスとかしちゃってる。 でもそんな安直な展開はしない。 といって、無闇にサディスティックな嫌感を出したくて殺した、っていうようなひねくれた展開でもない。 うーん、凄い。
でもって、そういう風に女性を殺されちゃった主人公は当然怒る。 怒るけど、やっぱりクールビューティーだから、やたら熱血に吼えたりしない。 ていうかむしろ、嘘発見器(?)にかけられてもメーターが完全フラットになるくらい冷静。 めっちゃくちゃカッコいい。 その氷のような怒りは、そのアクションのすさまじいまでの冴え渡り方にのみ現れるのですよ。 ああ・・・(*´∀`)

もぅね、私の貧困な語彙じゃあのカッコ良さ、気持ち良さは表現のしようがないなー。
みさぎと二人で「・・・イイ!」以外の言葉が出てこなかったっすw
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