■ミシェル・ヴァイヨン
会社でミシェル・ヴァイヨンの試写会チケットをもろた(・ω・)ノ 本当は、リュック・ベッソンには大して期待してなかったんだけど、なぁんだ、やつもハリウッド離れればちゃんとフランス人らしい映画撮れるんじゃないですかw

洒落ていて華美すぎず、抑制の効いた自然な演出や、ウィットに富んだささやかなジョーク、時折彼らしい突拍子もないカット割はあるものの、全体としてはリアルさをまず追求した臨場感のある画面、それに詩的なフランス語の抑揚がよくマッチしていて、もちろん車のレースを題材にした映画ですから、うるさいし派手なのは確かなんですが、やっぱりそこはフランス人っていうだけでトータル的にバランスよくトーンがまとめられてると思います。
それにフランス男はやっぱカッコイイね(´┐`) 特に主人公の彼みたいの、好みのタイプですわw ちょっとクリスチャン・ベール似。 敵役のおっさん も、主人公のお父さんも超シブカッコいいしー!(≧_≦)9 ああ、日本がああいうおじ様ばかりだったら楽園なのになあ(T-T)(無理)

ただ、もとより私は車レースとか好きなんで、リアリティとか感じて楽しめた、っていう部分があるので、そういうのに興味のない、特に女性が見て楽しいかどうかは微妙なところではありますね。

あと、全体的にフランス人らしく綺麗にまとまってるのに、そこに出てくる敵役の女のキャラや行動が、あまりにベタに頭悪い(アメリカ人って設定なのかな あ?名前からは推測できないけど)のが、どうもチグハグな印象で気持ち悪かったですなあ。 狙撃とか事故工作とか誘拐とか色仕掛けとか、ギャグのスパイ映 画じゃないんだからさあ、みたいなお約束のオンパレードで、せっかく本チャンのル・マンに車出してまで撮ったっていう映像的リアリティが、ストーリーで もって台無しに(´Д`;)

むしろこういう映画は、もっと単純にドキュメンタリー風に、ストーリーなんてないならないでも良いんだと思うんだけどなあ。 それでも絵的には十分に見ごたえがあるのに。 まぁ、トランポ狙撃されてマシンが到着しないもんだからって、ドライバーがヘリでそこまで行って、ル・マンマシンで高速爆走するシーンとかは相当カッコよく、確かに敵チームの陰謀、なんて設定がなけりゃあんなシチュはできないかもしれないけどねーw。 主人公が熱血タイプで、はじめから ドカバキアクションする予定の映画ならそれでも問題ないんだけど、洒落たフランス男にはそれは似合わないっていうかw

まぁそんな感じで、評価は100点満点で70点くらいでしょうか。

あと、フランス人男子も「Keep Cooooool」とか「Fuck!」とか「Son of a BITH!」とか言うのね、ってのは発見w
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