■マッハ!!!!!!!!
すげぇ! マジすげぇ!(゜∀゜)=3 人体ってすげぇ!!!
「俺も昔は5回転くらいならできた」っていうみさぎもすげぇ!!(爆)

飛び膝蹴りこえー!(´Д`;) 超飛ぶ。 肘打ち強えー! 肘が壊れるって、普通!!
なんかもー、すげー飛ぶし、回るし、耐えるし、マジでムエタイの人ってあんなに凄いんですか??
って、あの彼だって、今こうやって映画なんか出ちゃってるって事は、ベタの本職の選手って訳じゃないんだろうから、現役本職のチャンピオンなんて、もうどうなっちゃうんだ… リアルでストII(古いなおい)とかの世界じゃーん(;´Д`)

それはそうと、ていうかねー、主人公の動き以外の部分にCGや早回しやら少々使ってようと、構いやしないじゃないですか。 そんなところに突っ込み入れる人は見方が間違ってますよ。 主人公自体は謳い文句通り素ですからね、素。 ってことは、あの「岩をも砕く」脳天ヒジ打ちを、相手も素で受けてるってことなんですかねぇww

つまりね、私ら(ほとんどの人は)タイ映画なんて初めてじゃないですか。 で、まぁこう言っちゃ何ですが、あんまりこー、潤沢な予算やら高度な映像技術なんぞはあるとは思ってなかったんですな、少なくとも私は。 だから、「CG使いません」云々も、むしろ「そういったものを使えるレベルじゃないけど、じゃあそれを逆手にとって、使ってませんってのを売りにしちゃえ。」っていう苦肉の策的宣伝手法の低予算インディチック映画かな、なんて、舐めてた部分があったんですよね。
でもそうじゃあなかった訳です。 見てみてビックリ。 カメラワークも映画的にちゃんと凝ってるし、カメラの台数も相当多いし、前述のようにCGとかも、必要なシーンではちゃんと使ってて、それも別にヘタとか技術低いとかじゃないし、映画としての技術的完成度はこうして海外に輸出するに遜色ないプロ作品のレベルに達していますんですのよ。 いや、タイの人ごめんなさいってカンジ。 使えないとか良く知らないから使ってないんじゃなくて、CGとか早回しとかワイヤーとかの映像的効果はきちんと知った上で、敢えて使わないっていうスタンスだったんですな。
確かに、台詞を喋る人を必ず画面真ん中に持ってきちゃう古くささとか、切り替えが早すぎて各シーンの余韻が足りないとかっていう、気になる部分はなくはないですが、それをさて置いたとしても、例えばアクションシーンでもあれだけのカメラを使ってたらそれだけテイクとってる訳だし、とにかく撮影者の「アクションを最大限にカッコ良く撮りたい」という凝り方と、それに体張って応えちゃう役者さん達の根性が、ものすごい力強さを作り出してる訳で、純粋に人間のアクションを見せる映像としてはかなりレベルが高い作品です。

ストーリー展開にしたって、貧しくつつましい村の暮らしと都会のダウンタウンの対比の描き方とか(特に音楽の使い方とカメラのスピード感の差)、主人公が、最初は「ムエタイを実践で使ってはいけない」みたいに言われてるから、チンピラに追われても技を出さずにただ押し倒したり足を掴んだりするだけで凌いでたのが、相手が強大になっていく(そしてそれに対する怒りが増す)につれて、段階的に容赦なくなっていく展開の仕方とか、戦いにしたってそういうチンピラ相手から、異種格闘、そして本格的なムエタイの試合、武器相手、というバラエティの富み方とか、きちんと凝ってて偉い。 説明のない部分でもそういう起承転結的説得力がないがしろになってないのね。
絵的には特に、最初に主人公が地下格闘技場で敵を一撃で倒しちゃうあのシーン、あの突然さとそれまでの喧騒との落差が、観客をして思わず「おおっ!?」と声を出させてしまう、”制作者の狙い通りの効果”が見事にアタってるところとかが好き。 やられたっ!けど気持ち良いっ!!みたいなw
そして、そういうインパクト面も活かした上で、主人公をかばって死んだ…と見えた友達が実はちゃっかり生きてるとか、仏像を盗もうとしてた悪の首領(?) がその仏像の下敷きになって死ぬとか、そういう娯楽映画として必要なベタもちゃんとバランス良く織り交ぜられてるし、うーん、タイの映画ってみんな結構良いレベルなんでしょうか、それともこの監督ってのは、タイじゃ飛びぬけてる才能の人なのかな。

個人的に欲を言えば、ピストルには真正面から対抗して欲しかったなあw 弾掴むとか避けるとか…てのはさすがにCG使わなきゃ無理か( ̄ー ̄;)
まぁ、正統アクションとしては素晴らしいけど、ボンクラ度はそんなにない、というところ(なくてよろしい。)
あと、足燃やしながら回し蹴りするシーンで、「炎のコマ…」とか思ってしまった自分のネタの業深さに微ヘコみ(嘘

ああ、それにつけてもタイラーメンとタイカレーが食べたい…(´Д`)
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