■インソムニア
ヒトコトで言って地味〜なんですよね・・
だってほら予告で、「始まりは、髪を洗われ爪を切りそろえられた一つの死体だった」なんて言うもんだから、あの「MEMENTO」で驚くべき手腕を発揮し たカントクだし、「羊」やなんかみたいなサイコ犯罪系コワコワ映画を期待するじゃないですかぁ。
でも、ぶっちゃけそれは単に、事故で殺しちゃった女の子の死体を捨てるのに、拠が残らないように髪を洗ったりなんだリ(繊維とかついてたりするからネ)っていう、すげー普通&冷静な行動だし、結局殺人はその1件だけ(猟奇連続殺人じゃない)だし、犯人は変質者でもなんでもないし、ていうか途中でフツー犯人で出てきちゃって、刑事と取引とかしようとするし、なんてゆーか、ミステリーとしてもんのすごくフツ〜・・・_(_ _; )_

とはいえ、さすがに前作同様「主人公の視点」の"共有"に重きを置くカントクですから、「白夜で6日間も眠れない」っていう、もう重〜くて辛〜くてし んど〜いカンジはとてもよく表されてました。 ていうか私も入眠障害のケがあるもんだから、あの苦しみはわかり過ぎ(;´Д`) んな状態でしかも小雨で車なんか乗っちゃいけませんてば(>_<)

さてさて、そんな訳で、面白くない訳じゃなかったんですが正直期待ハズレ(つか無用に無駄な期待をし過ぎ)気味ではありましたが、あと、いい加減この手の映画でオープニングが「現場に向かう主人公の道のりを空撮」てのは如何なもんかとは思いましたが(笑)、でもこの映画の場合のすんごい氷河の空撮風景(白夜 の地方ですからね)はなかなか見物でございましたよ。  というところです。
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