■エイリアンVSプレデター
ジゴロウさんが熱烈に押すので見てみました。

なんてゆーか、ヒネリとかない。伏線とかナイ。機転とかもナイ。
何せ、人間が全然生き残る必要がないのだもの!w
登場人物がいっぱいいる=いっぱい死ぬ、という馬鹿馬鹿しいほどの漢らしさのこの映画。
普通ならさー、こういうモンスターアクション系って、たくさんの人がいればいるほど、その各人の性質や前もっての伏線ストーリーや技能や関係性が、いかにモンスターから逃れるか(orどの段階で死ぬか)の分かれ目になって、スリルとサスペンス(w)が生まれてくるわけだが、どうやらそういうのはホントどうでもいいらしいです。
うかつな性格だから先に死ぬとか、あそこでこういう言動したから先に死ぬとかじゃなくて、とにかくワーワー言ってるうちに全員死んじゃうのねw
ま、ある意味現実的でヨロシイという事になるかもしれませんけどねーw

要するにこの映画の主眼は、タイトルどおり「エイリアンVSプレデター」なのですからね。 人間は全然おまけなんですのよ。つーかただのイケニエ。家畜みたいなもん。
いいなあ、このうっちゃられ具合w そうやって考えるとちょっとクトゥルー的かもしれないな。
あと、10分ごとに組み変わる密室的迷路とか(そんな仕掛けがある意味がわからんが)、鋼鉄ワイヤーネットで細切れ(…にはなんなかったんだけど)ってのはCUBEっぽいな。
まぁそういう「好きなもの突っ込んでみました」ポインツもありまして。 ハナからコンセプトが好き放題映画なんだからなw
だからと言って、プレデターが手裏剣投げたり、居合いみたいにしてエイリアンの頭部を輪切りにしたりするんは、ちょっと無駄にカッコよすぎないか? つか人間くさすぎるっつーか(^_^;)
個人的には、プレデターにもエイリアンにも、そういう人間寄りな部分は一切ないままがよかったんだがにゃあ。

まぁ元々プレデターは人間とコミュニケーションとってた高度文明人だってんだからしょうがないか。
そこでちょっと考えてみたんですが、プレデターにとって、ああやってエイリアン飼育してまで100年に1度の狩をしていたというのは一体なんだったのか?
見てる途中で考えたのが、
(1)お祭りというか選ばれた戦士に試練を与える通過儀礼的なもの。
(2)囚人と猛獣を戦わせて貴族が観察する系のショウ。
(3)趣味のハンティング団体の有志のイベントw

ま、ラストのノリからすると(1)の可能性が高いですけどね。 そういう命を懸けた勇猛性って、確かにインカ文明とかっぽいニオイするし。
だとしたらしかし、いくら人間に武器を奪われるというトラブルがあったにせよ、1人の戦士の判断で遺跡全部ぶっ壊しちゃっていいのかよという気もしなくもないですがw

あと、そう考えると、通常の「プレデター」に出てきたあのヤツは、儀式のために地球にやってきた宇宙船に密航していた脱獄囚(かなんか)プレデター、とかなのかなぁ、なんて。
しっかしよくシュワちゃん勝つよな、あいつに(^_^;)


ところでそれはそうと、今回すごく根本的なことに気づいてしまった。。
エイリアンってさー、人間に「フェイスハガー」ってしないと成長できないみたいだけど、こいつら本星ではどうやって繁殖してたんだろう?(;´∀`)
つかなんでそんな面倒な進化をしちゃったんだろうかw
単体で繁殖できろよー 他の生物いなくなっちゃったら殖えれないじゃんかよーw
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